『なじむ家』の竣工。

2021年 10月 13日

先日は、『なじむ家』配信ライブ内覧会をご視聴いただきありがとうございました!
今回の内覧会の開催にあたり、ご理解いただいたお施主さまには、とても感謝しています。ありがとうございました!設計させていただいた住まいで過ごさせてもらえる体験は非常に貴重で、この体感を今後の設計に活かしていきたいと思います。これからの暮らしぶりを私たちも楽しみにしていますので、今後ともよろしくお願いいたします。

まち並みに馴染む佇まい。

水害を考慮して、駐車場へはスロープで。玄関へは階段で。

玄関へのアプローチ。土間は左官による洗い出しの手仕事。

ご主人の趣味室(アクアリウム)のドア。

駐車場からは、濡れずにアプローチ。車椅子でもスロープで玄関へ。

外壁と同じくレッドシダーを使ったオリジナルのドア。外壁は吹き付け仕上げで、軒裏は杉板を採用。

玄関ホールのRのデザインが重なり合う壁とシューズクルークへの入り口。R壁は左官による藁スサ入りの土壁。

ウインド in ウインド。

ゆったりとしたトイレ。

オリジナルでデザインし製作した洗面家具(タモ材)。

木漏れ陽のルーバー越しの階段。手すりはエムデザインスタジオオリジナルのNo.2(タモ材)。

オリジナルのオーダキッチン(リブレ)。材質はタモ(追い柾)。

作り付けソファのあるリビング。床は北海道産の幅広のタモ(チャネルオリジナル)を採用し、とても足触りの感触が良い。家具も天然のタモ材を採用することで、統一感を出している。

壁面には、和紙のパネル(紙漉思考室のキリトリ)。

リビングからは、ご主人の趣味のアクアリウムの水槽(撮影時はダミー)が見える。

リビングには、家族全員でソファに座りながら70インチ越えのモニターで映画鑑賞ができる。

窓辺で読書なども。ピクチャウインドの向こう側にはこれから植栽を植える。

ご主人のアクアリウムの作品を創り出す趣味室。

キッチンダイニングからの大きなピクチャウインドウの向こう側には、これから池のある循環のお庭を作庭する。

奥さまのワークスペースへの躙口。開口の向こう側の壁紙がまるで森林のよう。

階段の下は、中庭に面した日向ぼっこのできる小上がり畳スペース。

2階の階段横の屋根裏のようなライブラリー。

奥には、窓辺の読書スペース。

2階客間の和室のしつらえ。床柱は棟梁(大工の香月さん)による現場でのなぐり仕上げ。和紙は紙漉思考室の前田さんが漉いたものを襖職人が巻き込みで張ってくれた。

書院窓の額縁はMK(小泉誠)パネル。当初はJパネルを予定していた。

書院窓の格子の向こう側に和紙パネル(キリトリ)が見える。

2階の客間の全体像。左のガラスドアの向こうは、中庭が見下ろせるバルコニーがある。
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『なじむ家』

私たちが常日頃考えている『身体に馴染む家』。その考え方に共感くださったお施主さまが、私たちに最初にオーダーしてくださったのは、県外出身者であるお施主さまの地域に馴染みたいというお言葉でした。メールの文章には『なじむ家』にして下さい。とありました。

私たちは、周辺の住まいをじっくり観察するところから初めて、水害の多いこの地域にどう馴染ませるかをしっかり検討しました。道路から緩やかにスロープで上げた駐車場や、手前で上がる階段アプローチなど工夫を凝らし、基礎などにも止水処理なども入念に行いました。お隣の建築の高さと軒先をできるだけ揃えることを考慮し、景観を損なわない工夫もしました。

住まいのゾーニングも『静と動』に切り分けて、いくつも居場所を配置して、室内からも緑の見える心静まる空間を実現しました。ご主人の趣味であるアクアリウムの水槽も家族が集う窓辺のソファのあるリビングからベストポジションで鑑賞する事ができ、お庭の緑と相まって季節ごとに移ろう循環の世界を室内からも感じる住まいになりました。

なんといっても子供たちが走り回れる行き止まりのない動線は、ストレスフリーな生活に繋がって行く事でしょう。お引き渡しの時にお子さんが言ってくれた『みんなで遊びにきてね』という言葉が、何より体感で気に入ってもらってると感じ、私たちもとてもうれしくなりました。
家族と共に成長する『なじむ家』。数年後にまた馴染んだ姿が観れるのが私たちにとって、この上ない楽しみです。

エムデザインスタジオ 宮﨑洋+宮﨑友紀子

by h-miya29 | 2021-10-13 09:40 | OPEN/竣工