
神野東の家 / 2 世帯住宅リノベーション
閑静な住宅街の奥にある「アトリエの家」。亡くなったお父さまが設計事務所をされていて我が家と同じく自宅兼アトリエのお住まい。お子さん世帯の同居にあたってのリノベーションです。私たちへのお声掛けがとても有難く、お父さまの設計やデザインを出来るだけ活かして次世代に引き継いで行くように計画を進めました。元々あった大きな吹き抜けのあるリビングが特徴でしたが、キッチンが閉鎖的で見通しが悪かったので、先ずはキッチンをオープンにして壁を取り、キッチンからのリビングへの視界を抜けるようにしました。そして、リビングには大きな本棚を設置してデザインと機能性を両立させました。随所にお父さまの痕跡を残しながら進める作業は、対話をしているような感覚でした。お母さまと娘さん夫婦がお父さまの建築に包まれているような感覚になればと想いを込めて、私たちなりに新しい家族の暮らしをイメージしながら一味加え、30年経ったお家に新しい命が吹き込まれ生き生きとした空間に生まれ変わりました。
元々親世帯がお住まいだった1 階部分を、ご自分たちも将来的には1 階で暮らすことも想定
しての2世帯住宅のリノベーションです。実は奥さまが娘の小学校の時の担任の先生で、
家庭訪問で来られた時の事を覚えてくれていてのお声掛けでした。
当面はゲストルーム的に使用して、将来はご自分たちのお住まいにも。孤立していたお部
屋を繋げて開放的な空間にし、小上がりやデスクスペースなど家族の気配を感じながら過
ごせる色んな居場所をつくりました。インテリアカラーも落ち着いた色合いでまとめて、
空間を引き締めています。
ご夫婦でタイルのショールームやインテリアSHOPにも何度も足を運ばれて、このリノベー
ションをとても楽しまれていたようです。
設計/エムデザインスタジオ
写真/ミヤザキヒロシ












